【成人式】はれのひの被害者は可哀想…社長の会見と赤字会社の経理の話

私は色々あって成人式に良き思い出は無いのですが、

はれのひの社長の会見があまりにも酷いので、

私が以前資金繰りが悪化していた会社で

経理事務として働いていた時の事をお話しします。

その会社はブライダル業で、

同じように前金をお支払い頂く流れでした。

資金繰りが火の車の会社は、

その前金を経費に回し、

従業員や協力会社への支払いすら

滞納していました。

私はその会社が破産手続きをするまでは勤めていませんでしたが、

実際に被害に遭われた方は少なからずいらっしゃいました。

結婚式なので、成人式以上に高額である事が多く、

何百万円単位で被害に遭われていらっしゃいました。

実際、従業員は何もできません。

トップの言うことに従うだけです。

反発したら、パワハラが待っていすから…

そして、トップは被害に遭われる方の事よりも、

明日何をどう支払っていくかばかり考えていました。

当時の私は言われた通りに、入金されたお金を

即経費の支払いに当てる為に銀行で振り込みをする毎日でした。

はれのひの被害に遭われた皆様、

特に着物を着られなかった皆様、

本当に辛かったと心中お察しします。

ネット社会の中、元従業員は声を上げてあげたらよかったのに、

あの会社はヤバいとか。

自分も当時そうしたら良かったと、

元従業員として、今になって思います。

でも、危機管理能力が無かった自分は無過失ではない、ということを

分からないといけません。

騙された側は100％可哀想ですが、落ち度がある、という事です。

 
かくいう私は、NOVAでうん十万円の被害に遭った事があります。

この時初めて、大手でも広告を出しまくってても

破産手続きをする会社が存在する事を知りました。

被害者の自分にもリスクを考慮する危機管理能力が無かったと言えます。

あやしい契約では無いかどうか、

万が一の保証はされているか、など、

自分達で判断できなければそこでは契約しない。

リスクヘッジのいい勉強になったと、

ケジメをつけるしかないんです。

基本的にお金は戻ってきませんからね。

結婚式や英会話教室とは違い、

一生に一度限りの大切な日を台無しにする人がいる。

そんな人からのリスクヘッジはなかなか難しいかもしれないですが、

ネットなどを駆使して、情弱にならないようにする事が大事です。

今後このような企業や被害者が現れないように

祈るばかりです。